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NHK大河ドラマいだてん第14話「新世界」あらすじ 新しい時代と共に大きな変化が!ネタバレに注意! 


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金栗四三(中村勘九郎さん)が、日本が初参加したストックホルムオリンピックでの競技を終え、帰国した頃には、日本の年号も明治から大正に変わっていました。
明治天皇崩御の自粛ムードが続く中でも、皆の人生は新しい世界へ受けて動き始めます。

孝蔵、旅に出る

1912年、大正元年となった秋のある日、美濃部孝蔵(森山未來さん)は谷中にある諏訪神社で、師匠である橘屋円喬(松尾スズキさん)に、ネタを聞いてもらっていました。

ベンチに座って、噺を語る孝蔵に唐突に円喬師匠は、売れたいと思うかと尋ねます。
「売れたくねえヤツなんぞいませんよ」と答える孝蔵に、円鏡師匠は旅に出てみないかと言うのです。

その後寄席に行った孝蔵は席亭(寄席の経営者)から、小円朝師匠が旅に出るので若い者を一人貸してほしいと言う話が上がっている事を聞かされます。

初高座で失敗してしまった孝蔵は、つまりはお払い箱なのかと席亭に詰め寄りますが、席亭は、偏屈な事で知られている円喬は珍しく、孝蔵の事を買っていると言うのです。

確かに、神社で噺を聞いてもらっているときに、円喬師匠から褒められた事を孝蔵は思い出します。

「芸はまだまだだが、お前さんにはフラがある。フラって言うのはね・・・」
諏訪神社は山手線の線路脇にあるので、その時ちょうど通り過ぎた電車の音に、師匠の声がかき消されてしまい、フラの意味も分からないままでした。



そんな状態のままでしたが、孝蔵は小円朝師匠とその弟子の万朝(柄本時生さん)と旅に出ることになります。

出発の日、新橋駅には人力車の車夫、清さん(峯田和伸さん)と浅草の遊女小梅(橋本愛さん)が見送りに来てくれていました。
すると、忙しいから来てはくれないだろうと思っていた円喬師匠が、発車のベルが鳴り出した時に、よたよたとやって来るではないですか!

「小円朝さんよぉ〜!大事な弟子を貸すんだから一回り大きくして返してくれよなぁ!」

そうして円喬は、小円朝に念押しをし、孝蔵に高級タバコの霧島を三箱投げつけます。

電車が動き出し、清さんが反対側のホームに目をやると、そこからは帰国したばかりの四三の姿が見えたのでした。

四三の帰国後

四ヶ月前、スウェーデンに出発した日は、新橋駅は見送りの人で溢れかえっていましたが、この日出迎に来てくれたのは、東京高等師範学校助教授の可児徳(古館寛治さん)と徒歩部(現在でいう陸上部)の野口源三郎(永山絢斗さん)、橋本三郎(高橋周平さん)の3人だけでした。

長旅ご苦労だったねと労ってくれる可児に、嘉納治五郎(役所広司さん)はヨーロッパ視察の後に帰国するという事を伝えるのでした。

四三が日本に戻る帰国の旅の最中に、明治天皇が崩御し、年号は、明治から大正に変わっていました。
大喪の礼を終えたばかりという事もあり、久しぶりに見る東京は、自粛自重の重々しい空気に包まれていました。

それでも、東京高等師範学校の仲間たちは、四三を明るく迎えてくれ、寄宿舎では、オリンピックの報告会が開かれました。

緊張した面持ちと口調で、自らの敗北について語り始める四三でしたが、四三が血の滲むような努力をして来た事を知っている仲間たちは、温かく受け止めてくれるのでした。

その中で、一人、ひときわ厳しい質問を浴びせかける女性が登場します。
それは、のちに日本女子体育の母とも呼ばれるようになる二階堂トクヨ(寺島しのぶさん)でした。

二階堂トクヨは、東京高等師範学校教授である永井道明(杉本哲太さん)の弟子であり、東京高等女子師範学校で助教授を務めている女性です。

「羽田のオリンピック予選で世界記録を出しながら、本選で棄権し、国民の期待を裏切った理由はなんだと思われますか?」と声高に詰め寄ります。

現地では米もなく食事が合わなかった問題、練習方法、またレース当日の過酷なまでの暑さ、敗因は一つではないと答える四三でしたが、やはりそれは言い訳にしかならないので、心にしまって黙々と頑張りたいと語ります。

その時、永井道明は声高に「それじゃダメなんだよ!」と叫びます。

日本の体育は欧米諸国に比べて50年遅れているのだから、敗北から学び、その差を縮めるために何をすべきかを考えるのが四三たちの使命であると強い口調で語ります。

しかし、敗北を実際に経験した四三にとっては、四年後のベルリンオリンピックで雪辱を果たすことが重要ですから、「明日から粉骨砕身してマラソンの技ば磨こうと思っております」と宣言し、その場は大きな拍手で包まれます。

しかし、永井道明と二階堂トクヨは憤慨し、その場を立ち去ってしまうのでした。

一方、四三は、早速トレーニングを再開することにし、まずは、「今度こそ勝つために」という題名にしたノートを作ります。
舗装路対策。
ヨーロッパでは舗装道路を走ることになるので、慣れていないと足腰にひびきます。
そのため、四三は、コンクリート張りの井戸の床の上で足踏み練習をすることに決めました。

次に出だしのスピード。
ストックホルムオリンピックのマラソンレースでは、スタートしたと同時に、海外の選手たちは短距離のようなスピードでダッシュをかけていました。
そこで四三は、40〜50メートル間隔に立っている電柱に目をつけ、最初の5本は軽く流しながら走り、そして次の5本は全力疾走するという事を繰り返す練習を始めます。
速度の緩急に体を慣らすため、名付けて「電信柱練習法」でした。

混乱する日本の体育事情と大日本体育協会

ある日、二階堂トクヨが、東京高等師範学校の寄宿舎を訪ねてきました。
永井道明と共に、四三に話をする為です。

永井は、四三たちがストックホルムに行っている間に、「学校体操教授要目」という原稿を書き上げていました。

これは、肋木とスウェーデン体操を基盤とし、健康で強靱な肉体作りの方法をまとめたもので、その「学校体操教授要目」を日本中に広めるために、永井は二階堂トクヨと全国の学校を回る予定にしていました。

ところが、二階堂トクヨが、文部省の要請で英国に3年間留学することになってしまったので、自分の代わりとして四三の名前を挙げたのです。

永井は、オリンピック選手団の監督を務めた大森兵蔵(竹野内豊さん)の書いた「オリンピック式陸上運動競技法」に触発されて、自身でも「学校体操教授要目」を書き、全国に広めようと考えていたのでした。

そして永井は、嘉納治五郎のやり方を批判します。
ストックホルムオリンピックのマラソン競技では、優勝候補の四三も含めて約半数が棄権となり、死者まで出ました。

理想ばかり追い求めていても地に足がついていなく、四年後のオリンピックにも参加するなら暴挙でしかないと主張するのです。

四三は、この後、この一件があった事を可児に報告をしますが、可児曰く、暴挙を働いているのはむしろ永井の方だと言います。

思い込みの激しい永井は、小学校などを訪れて体操器具や遊具をハンマーで壊し、代わりに肋木を設置するように命じるなどして問題になっていたのでした。

そして永井が執筆した「学校体操教授要目」には、マラソンは短距離走ともに、遊戯の一つとして軽く触れられていたのみでした。

可児は、四三に、大日本体育協会も混乱状態にあると話します。
嘉納治五郎は、可児が把握していた以上に多額の借金をしており、オリンピック直後には債権者が、東京高等師範学校の校長室に詰めかけて大きな騒動になっていたのでした。

大正元年(1912年)11月には、二階堂トクヨは英国留学に旅立ち、翌年、大正2年(1913年)2月には、三島弥彦(生田斗真さん)が帰国しました。

弥彦は、迎えてくれた天狗倶楽部の面々に、自分は銀行員になるのだと告げます。

弥彦がいない間に、日本のスポーツ事情は大きく変化していました。

軍部が「兵式体操」を推奨し、競技スポーツを軽視する風潮が広まり、特に天狗倶楽部が愛する野球は、姑息なアメリカ人には適するが、日本男児には適さないと新聞に書き立てられるほど、非難の対象になっていたのです。

弥彦は、この状況に腹を立て、スポーツ大国であるアメリカに渡ろうと決意します。

「兄貴に頼んで、横浜正金銀行のサンフランシスコ支店に行き、アメリカがなぜスポーツが強いのかを見極めてやる!」

そして大正2年の3月に、嘉納治五郎はようやく帰国をし、大日本体育協会の会合に出席します。
すると、治五郎の席は撤去されており、上座に座った永井道明から、新任の理事という事で、岸清一(岩松了さん)と武田千代三郎(永島敏行さん)を紹介されます。

治五郎が作った借金の返済と、体協の財政の立て直しを、弁護士である岸が引き受け、会長となり、武田が副会長に就任したと知らされた治五郎は愕然とするのでした。

え?お見合い?

治五郎が東京で、体協の大きな変化に愕然としている頃、四三は熊本にいました。
兄実次(中村獅童さん)から、一度熊本に戻ってくるようにと手紙をもらっていたからでした。

実家に着いた途端に、理由も聞かされないまま、四三は、実次に池部家に連れて行かれました。
客間に通されると、実次は四三に、来年東京高等師範学校を卒業したら、熊本に戻り教員となるようにと話しだします。

「所帯ば持たんといかん。四三、今から見合いばしてもらう。」
と実次が言い、四三が唖然としていると相手が客間に入ってきました。



なんと、それはスヤ(綾瀬はるかさん)だったのでした。

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