東京都内の代表的な紅葉名所である六義園の毎年恒例の紅葉ライトアップが今年も始まります。
この六義園(りくぎえん)は山手線内という立地とその美しさゆえに、紅葉の期間中は大変混雑します。
今回は、その行列を回避し、お得に紅葉狩りを2倍満喫する攻略法をご紹介したいと思います。
旧古河庭園との共通入園券利用
六義園は、JR山手線、東京メトロ南北線の「駒込駅」が最寄りの駅となります。
紅葉は勿論の事、桜も有名な回遊式日本庭園の六義園ですが、山手線を挟んで、この六義園より北に徒歩15分のところに、旧平河庭園(きゅうひわかわていえん)という洋館、バラ園、日本庭園で有名な旧平河庭園があります。
この二つの由緒ある庭園は徒歩圏内にあるので、共通入園券、「園結びチケット」があります。
紅葉や桜の季節以外は、入場券を買うために列を作る必要もあまりない六義園ですが、オンシーズンになると、とにかく入場券を買うために長い列ができます。
旧古河庭園の日本庭園も紅葉は素晴らしいのですが、やはり六義園の方が知名度も高く混雑します。
ですから、まず旧古河庭園に先に訪れ、この旧古河庭園・六義園共通入園引換券「園結びチケット」を購入し、旧平河庭園を満喫し、六義園に行くという紅葉狩り三昧の方法をお勧めしたいと思います。
園結びチケットのお値段は以下の通りです。
一般:400円
65歳以上:200円
旧古河庭園の入場料は、一般:150円、65歳以上:70円、六義園の入場料は一般:300円、65歳以上:150円ですから、一般の方は50円、65歳以上の方は20円お得になります。
旧古河庭園、六義園共に、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料となりますので、都内在住であれば高校生以上が一般入場料の対象になります。
また、この共通入園券には、期限ありませんから、別々の日に行く、前もって購入しておくなどという、ご都合に合わせた使い方も出来ます。
六義園と旧古河庭園 共通入園券「園結びチケット」の案内はこちら
まず旧古河庭園へ
2018年の六義園・紅葉と大名庭園のライトアップは2018年11月17日(土)から12月9日(日)まで開催されます。
開園時間は午前9時から午後9時までで、最終入園は午後8時半までとなります。
ライトアップは日没からになりますが、この時期の東京の日没時間は大体午後4時半です。
六義園は広大な庭園ですので、庭園全体がライトアップされるわけではなく、限定エリアのみのライトアップになります。
和歌の浦あたりの限定エリアのライトアップになりますので、六義園の紅葉をすべて満喫したい場合には、やはり3時半くらいまでには六義園に入園するのがベストです。
午後3時半までに六義園入園を目標とすると、移動時間も考慮し、まずは午後2時くらいには、旧古河庭園の最寄り駅(駒込駅、西ケ原駅など)に到着し、旧古河庭園に向かいましょう。
注)旧古河庭園、六義園共に、駐車場はありません。
注)旧古河庭園ではライトアップイベントは行われません。
JR駒込駅からは、東口(上野駅方面出口)もしくは、北口(池袋方面出口)から向かいます。
東京メトロ南北線の場合には西ヶ原駅2番出口が便利です。
また、JR京浜東北線の上中里駅も利用できます。
それぞれ、大人の足で徒歩10分以内で旧古河庭園まで行くことが出来ます。
地図には、JR駒込駅東口から出て商店街を抜けて行くルートと、南北線西ヶ原駅2番出口からのルートを載せてあります。
旧古川庭園は1919年(大正8年)に古河財閥三代目当主、古河虎之助男爵の邸宅として完成しました。
洋館、西洋庭園(バラ園を含む)、日本庭園があり、東京のバラの名所としても親しまれています。
10月11月は秋バラに季節ですから、11月後半は紅葉とバラの両方を楽しむことが出来ます。
正門からは入ると、すぐに洋館があり、その洋館の前にはバラ園があります。
旧古河庭園は、武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かしており、正門を入ってすぐの小高い丘部分に洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配しました。
日本庭園の中心は心字池と呼ばれる池ですが、この心字池の周りを囲むように、多くの紅葉の木が植えられています。
旧古河庭園から六義園への移動はKバスで!
大人100円という格安で利用できる北区コミュニティバス、Kバスの王子・駒込ルートには旧古河庭園停留所があります。
六義園は文京区ですから、残念ながら、旧古河庭園から六義園を直接に結ぶKバスルートはないのですが、紅葉ライトアップの時は、このKバスがとても便利に使えます。
旧古河庭園からJR駒込駅までをKバスを利用するのです。
というのは、紅葉ライトアップ時期に六義園では、JR駒込駅に近い染井門を開放してくれるからです。
旧古河庭園の正門を出て、横断歩道を渡ってから左の方向に少し歩くと、Kバスの旧古河庭園バス停(駒込駅方面)があります。
バスの運行間隔は20分おきで、旧古河庭園バス停では、毎時、15分、35分、55分となっています。
Kバスに乗って、駒込駅で降ります。
駒込駅のKバス停留所は、JR駒込駅南口のロータリーにあります。
バスを降りて、大きな通り(本郷通り)に出て、向かい側には染井門があります。
ライトアップ期間中には、通常は解放されていな染井門から入園できます。
ライトアップ期間中は、染井門が駒込駅から至近なので、ここで券を買うための行列ができていることが多いのですが、園結びチケットがあれば、この関門も突破できます!
通常は、染井門は閉鎖されていて、正門まで駒込駅から7分ほど歩かなくてはいけませんが、ライトアップ期間中は染井門が開放されているので、このKバス利用もより、便利な手法になるのです。
六義園周辺地図はこちら↓
六義園のみに行く場合の混雑回避法
旧古河庭園と一緒に行く暇はない、もしくは疲れてしまうという方々もいらっしゃると思いますが、その場合の紅葉シーズン、特にライトアップ期間中の混雑回避法は、シンプルですが2点です。
1. 日没前(つまりライトアップ期間中だと4時半になる前)に入園する
2. 駒込駅近くの染井門ではなく、正門を利用する
もし、事前に旧古河庭園との「園結びチケット」をもっている方でしたら、それを利用すれば、入園券を買うための行列に並ぶ必要はありません。
六義園正門には、JRと東京メトロ南北線の駒込駅から徒歩7分ですが、直接正門に行く場合には、都営地下鉄三田線千石駅から徒歩10分でアクセスできます。
会社帰りなどの、六義園の紅葉ライトアップを楽しみに行きたい場合には、日没前に入園はできないでしょうから、とにかく駒込駅についても、近くの染井門から入園したい気持ちをグッと堪えて、正門から入園するようにしましょう。
今年こそは、紅葉狩りと考えているのなら、都心の紅葉名所六義園に是非足を運んでみませんか?
せっかく、六義園まで行くのなら、時間に余裕をもって、近くの旧古河庭園でバラと紅葉を楽しみ、コミュニティバスに乗って、スーッと駒込駅まで移動して、「園結びチケット」利用で並ばずに六義園に日没前に入園し、庭園全体をまず楽しんでから、紅葉ライトアップを満喫しましょう。
園結びチケットとコミュニティバスKバス利用で合計たったの500円!
都内にお住いの方なら、格安で最高レベルの紅葉狩りを満喫できます!
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