スタイル抜群の米倉涼子さんや、奇跡のアラフィフと呼ばれている石田ゆり子さんなどを始めとする有名女優さんや素敵なモデルさんもやっているというピラディス。
健康や美容にいいらしいという事はわかっていても敷居が高そうな印象を持っている方も多いはずです。
でも、そんなピラティスの考え方を日常生活に取り入れる事で、色々な足のトラブルも克服できたりするんです。
今回は、ピラティスからのアプローチで、簡単でなおかつ効果的な、足トラブル解消手法をご紹介していきたいと思います。
ピラティスとは?
女優さんやモデルさんばかりでなく、スポーツ選手も取り入れているというピラティスは、体幹を鍛えるエクササイズとして広く認知されています。
あのタイガー・ウッズ選手や、イチロー選手、クリスチャン・ロナウド選手などもピラティスを取り入れているそうです。
スポーツ選手としてとても大切な体幹のトレーニングの為にピラティスをしているという紹介が多いので、ピラティス=体幹を鍛えるというイメージが強いと言えると思います。
筆者自身、最近では週2−3回のマットピラティスのレッスンを受けていますが、始める前までは、ピラティス=体幹というイメージを強く持っていました。
もちろん、体幹を鍛える事に、間違いはないのですが、元々のピラティスの始まりは、体幹トレーニングを目的にしたものではなかったようです。
ピラティスという名前は、このエクササイズを開発したドイツ人ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス(1881年〜1967年)の名前が由来です。
開発者の名前そのものがエクササイズの名前になっているんですね。
ジョセフ・ピラティスは、元々、喘息やくる病(骨の成長障害で脊柱を変形させたりしてしまう病気)を抱えており、その体の弱さを克服する為に、ボクシング、座禅、ヨガ、武術、体操など、様々な分野のスポーツを体験しながら、自分の体を強くするための手法を研究していきました。
そして脊椎から骨盤、そして足の指先までの骨の柔軟性、強化と呼吸による心肺機能の強化に行き着いたのです。
簡単に表現しますと、体幹を鍛える、腹筋を鍛えるという目的からではなく、正しい姿勢で動く事で、骨の動きを鍛え、結果的に腹筋も鍛えられていくという理論です。
つまり、体幹を鍛えるという事は目的ではなく結果的に得られる効果だったわけです。
ジョセフ・ピラティスが患っていた喘息は気管の病気、くる病は骨(主に脊椎)の病気です。
そしてピラティスは自身の開発したメソッドでそれらの病気を克服しました。
第一次世界大戦の時、従軍看護師としてピラティスは負傷兵のリハビリを行い、寝たままでも出来るエクササイズを考案し、戦後1926年にアメリカのニューヨークに渡り、自身のスタジオを開設し、ピラティスのメソッドを普及していったのです。
ピラティス本人は、このメソッドを「コントロジー」という造語を作り名付けましたが(筋力や精神をコントロールするという意味)、ピラティスの死後、本人の名前でこのメソッドが広まっていきました。
立つ事、歩く事を矯正するピラティス
ピラティスにはマットピラティスや、マシーンを使ったピラティスがあります。
マシーンを使ったピラティスは、個人レッスンの場合が多くレッスン料も高いので、私自身はグループレッスンのピラティスを行なっています。
そのレッスンを通じて、より認識したのが、立つ事、立たなくてもマットで体を正しく支える為に足を使うことがいかに大切かということです。
下半身を鍛えることがテーマのピラティスの時は、実際の動きに入る前に、足の指を動かす運動を準備運動として行います。
足の指のグーチョキバーなどを行うのです。
そして足裏の、母指球、小四球、かかとを押したりします。
実は、私自身、最近、どの靴を履いても足裏が痛く、外出して長く歩かなくてはならない時が、とても苦痛でした。
それが、この足指運動や、足を押すマッサージ、そして歩き方を変えたら、治ったのです!
この方法は、後ほど詳しくご紹介しますが、やはり、足裏が現代人は退化していることから、歩くのが困難になったりしてきているようです。
靴を履いて歩いていると、足の指や、母指球、小四球、かかとをバランスよく使うことをしなくなり、足裏に、本来なくてはならない「土踏まず」と呼ばれているアーチがなくなってしまいます。
何も意識せずに歩いていると、いつの間にか、小四球側に力がかかった歩き方になっていて、その歩き方のせいでアーチがなくなり、謂わゆる扁平足に近づいていっていたようです。
このような現象は、周囲にもありました。
足腰が痛くなり、本来は好きであった運動も出来なくなった為、心が真っ暗になっていたという美容師の方がいらっしゃいました。
色々試した結果、扁平足になっていることが原因と判明し、今では自分用のインソールをつけることで克服したそうです。
インソールで問題が解決できるなら、それもありでしょうが、もし可能であるなら、自分の力で健康になりたいですよね?
足指・足裏マッサージの手法
ご紹介するのは、本当に簡単な手法です。
テレビを見ながらでも、出来ますので是非試していただき、日常習慣にしていただければと思います。
<足指体操>
右足の場合には左手、左足の場合には右手を使って、手の指を足の指に入れ、足の指の間を伸ばしながら、足指を曲げたりそらしたりさせます。
ちょうど良い動画がありましたのでご参考にしてください。
足の指なんて、普段は開こうと思わない部分なので、実は思う通りには動かない部分です。
その動かない部分を動かす為に、手と、手の指を使って動かしてあげます。
特に曲げようとしてみると、外反母趾の人などは、うまく曲がらない場合が多いですが、それをしっかり曲げてあげるのがコツです。
左右5、6回ずつは曲げたりそらしたりをして見てください。
<足指グーチョキバー>
足指でジャンケンをして見ます。
下記の動画では、グーで握った時に、親指の爪も含めて見えなくなっていますが、ここまで行くのが理想的です。
足の問題を抱えている場合には、最初は、まだ握りきれなく、爪が見えてしまっているかもしれませんが、根気よく日々続けていくと、だんだんと曲がるようになってきます。
動画の中でチョキは、自分がわに親指を向けるチョキしか行なっていませんが、親指を逆に、つまり下に向けるチョキもやって見てください。
<母指球。小四球、かかとを押す>
図にあるように、母指球は足裏の親指の下部分、小四球は小指の下部分になります。
本来ならば、足は、この母指球、小四球、かかとの三点でバランス良く支えなくてはいけません。
この大切な三点を押してあげてください。
<足裏を折り曲げる>
足の指は五本ですから、その間は4つになります、
左足の場合、最初は、親指と人差し指の間の部分を左手で掴み、薬指と小指の間を右手で掴み、下記図の矢印のように足裏側に向かって折り曲げてあげます。
次に、人差し指と中指の間、中指と薬指の間を同じように掴んで折り曲げます。
掴む場所は、下記図の点線部分あたりです。
足指の元になる骨は、見えている指よりずっと長いので、その骨と骨の間を掴んで曲げてあげることで足裏のアーチを作りやすいようにしてあげます。
<足指タオル掴み・タオルギャザー>
床においてしまっても構わないようなタオルを、床に置き、足の指でタオルをつかんでいきます。
足裏の筋肉を鍛えるのに効果的な動きですが、初めてだと、意外に上手くいかないものです。
上手くいかないというのは、足裏が効果的に機能する筋力がないということですから、この掴む運動はとても大切です。
ビーチバレーの選手などは、いつも裸足で砂の上でバレーボールをしているので、とても足の筋肉が発達しているそうです。
タオルに7-8㎏程度の重しを載せてもこのタオルギャザーが出来ると聞いたのですが、それはすごい事ですよね。
母指球側に体重をかける歩き方
ピラティスの考え方を、普段歩く時にも取り入れることで、色々な足のトラブルの解消につながります。
正しい姿勢で、胸をきちんと張り、背筋をまっすぐにしてというのは基本姿勢になります。
実際の足への意識として、親指の下あたりの母指球に重心を乗せて歩いてみましょう。
そうすると、何となくですが、母指球と小四球、かかとの三点の中に小さい空洞、ふくらみが出来ているような感じを持てます。
また、その小さなアーチを作っているような気持ちで歩くとやりやすいです。
何も意識せずに歩くと、いつの間にか、足の外側、つまり小四球側に体重が乗りやすくなってしまいます。
それを続けていると、足の本来あるべき使い方である、母指球、小四球、かかとの三点で支える歩き方ではなく、二点でしか支えていなくなり、足だけでなく、膝や、最終的には腰の部分まで問題が広がってしまうのです。
また、足は前に出して歩くというより、後ろに地面を蹴ることで前進するという手法で歩きます。
この歩き方なると、自然と大股で早歩きになります。
お尻の筋肉ともも裏で後ろに地面を蹴る感覚で前進します。
こうして歩くと、結果的にヒップアップ効果にも繋がります!
私自身、ヒールが高くない靴でも、足が痛いという症状が出てきていましたが、足指、足裏マッサージをしつつ、歩き方を母指球重心の歩き方に注意するようになったら、足の痛みから解放されました。
足指・足裏マッサージも、上記にご紹介した全てを毎日行えてはいませんが、3つくらいを組み合わせて、少しでも実践するように心がけています。
また歩き方を気をつけることで、ウォーキングのスタイルも綺麗になりますし、ヒップアップ効果も狙え、そして足裏の痛みもなくなりました。
同じピラティススタジオに通ってきている70代の女性が膝の痛みに悩んでいたようですが、この足指・足裏マッサージを習慣化したところ、2週間もしないうちに、膝の痛みが消えたそうです。
たとえ簡単なことでも習慣化させるのは容易なことではありませんが、効果は絶大です。
ピラティススタジオに通えない忙しい方でも、時短健康法の一つとして是非、このピラティスの考え方を日常生活に取り入れて、足のトラブルを解決してみませんか?
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ピラティスを習い 少しずつ わかってきて
足裏 たち方が 大事だと まず 足裏から
と 感じてます。あちこちで 母指球を
押してと 聞き 3点で立つ も ダンスをしているので 意識はしていました。 ↑ 足首が 倒れる 現象が 外側足首が縮 小指側に 小指側アーチを意識して 土踏まずを 持ち上げるように 最初は 親指側浮きましたが 足首が 360度 開きました
長い間 傾いてた足首が 小指側小指で押す力が ついて 膝も最近まっすぐになってきました。大発見がうれしくて そーゆーケースもあるので 連絡しました。体に向き合うのが 大好きで ダンスが 大好き 骨格から 整え 体の不調がなくなる人が増えたらいいなぁ と 思っています。ダンスや ストレッチ の インストラクターしています。特に 資格はありませんが 自分の体と向き合いながら ピラティス ヨガ バレエ 色々な面から 実体験で 試行錯誤 体の探求をしています。