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中国トップ女優脱税・146億円の支払いなんて痛くもない?!中国人俳優達の破格ギャラ


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2018年5月末から消息不明となり、巨額脱税の為の雲隠れではないと言わていた中国人トップ女優の范氷氷(ファンビンビン)さん。
2018年10月3日に、中国の税務当局が、范さんと范さんの所属事務所に対し追徴課税や滞納金、罰金を合わせ8億8000万元(約146億円)の支払いを命じたとの報道がありました。
一般人にとっては、とてつもない巨額な数字の146億円という金額ですが、実は、范さんにとっては痛くない金額という話も流れています。
146億円を痛くない出費に出来てしまう破格のギャラとは一体どのレベルになっているのか?
中国人俳優たちの高騰するギャラや、そこから派生する問題に迫っていきたいと思います。

范冰冰さんはどれだけ稼いでいたの?

2018年10月3日、中国の人気女優范冰冰(ファン・ビンビン)さんと関連企業が計約1億4千万元(約23億1千万円)を脱税したと認定する中国国税当局の調査結果が、中国国営新華社通信により伝えられました。
その結果、国税当局は、追徴課税などとして計約8億8千万元(約146億円)の支払いを命じ、期限内に納めれば刑事責任を免れるとの事でした。

 

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その報道を知った時、そんな巨額の支払いを期限内に支払えるものなのだろうか?と一般人の私は思ったのですが、ある台湾メディアによると、范氷氷(ファンビンビン)さんにとっては、あまり痛くない金額だろうというのです。

2011年頃から、中国人俳優のギャラが恐ろしく高騰しているという話は耳にしていましたが、トップクラスになると146億円の追徴金が痛くないレベルにまで到達していたようです。

范冰冰(ファン・ビンビン)さんは、1981年9月16日生まれの現在37歳(2018年10月現在)、中国山東省青島市出身の中国人人気女優です。
アメリカの雑誌FORBESの中国版において、2014年から2017年のForbes China Celebrity List(つまり芸能人の長者番付)で、4年連続1位が范冰冰(ファン・ビンビン)さんでした。
そして范さんの総資産は500億円にも上るのではないかと言われています。

そんな凄い范冰冰さんなのですが、消息不明のニュースを4か月前に目にした時、綺麗な女優さんだけど、知らないと思った方々は多いのではないかと思います。
私もその一人でした。



日本において有名な中国人女優と言えば、やはり渡辺謙さんや、桃井かおりさんも出演した「SAYURI」に出演していたチャン・ツィイーさんではないでしょうか?
韓流ブームもあって、韓国ドラマは、いまや日本のテレビで多くの番組を見ることが出来るようになりましたが、中国ドラマは、そこまで多く見ることが出来るわけでもないので、有名なハリウッド映画に出ていない限り、なかなか知る由もありません。

だから、范さんが「アイアンマン3」(2013年4月26日日本公開)や「X-MEN::フューチャー&パスト」(2014年5月27日日本公開)に出演していると聞き、驚いたのですが、これには少しからくりがありました。
「アイアンマン3」に范さんの出演シーン(3分間)があるのは、中国公開版のみであり、「X-MEN::フューチャー&パスト」では、1シーンでセリフは一言だったのです。

だから、知らなくても無理はないわけです。

范冰冰(ファン・ビンビン)さんは、1996年ドラマデビューし、1997年に出演したドラマ「還珠姫〜プリンセスのつくりかた」で一躍有名になりました。
このドラマは、台湾の小説が原作で、ドラマも中国と台湾の合作でした。

日本で有名なチャン・ツィイーさんは、1979年生まれの39歳で、趙薇(ヴィッキー・チャオ)さん、徐静蕾(シュー・ジンレイ)さん、周迅(ジョウ・シュン)さんと共に四小名旦(四大若手女優)と呼ばれていますが、その中でも一番年下なのがチャン・ツィイーさんです。

ですから、范冰冰(ファン・ビンビン)さんは、四台若手女優の次の世代のスターと言えるでしょう。

中国では2011年ごろから、動画サイトが大きく盛り上がり、その多くの動画サイトがコンテンツを充実させるために版権を買いあさるようになりました。
その結果、コンテンツ料が高騰し、それに伴い、俳優たちの出演料も恐ろしい勢いで高騰していったのです。

そうした2012年頃から2018年の現在にかけて、出演した映画やドラマがが中国国内で大人気となった事で、范冰冰(ファン・ビンビン)さんの出演料も高騰していきました。

台湾のメディアによると、2017年のForbes China Celebrity Listにあった范冰冰(ファン・ビンビン)さんの収入は約3億元(約50億円)で、過去5年間の収入を合算すると37億3000万台湾ドル(約139億円)となるそうです。
が、范さんの脱税を告発したテレビ司会者によると、実際には公表の5倍の金額を稼いでいたというのです。
つまり、5年間で695億円は稼いでいたという事になるわけです!!!

総資産500億円というのも頷けます。

范冰冰(ファン・ビンビン)さんは、2017年に北京出身の俳優、李晨(リー・チェン)さんとの婚約を発表し、中国では世紀のカップルと言われています。

 

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このリー・チェンさん、総資産150億円と言われているのです。
2人合わせると総資産650億円・・・もう桁違いすぎて、訳がわからないです。

だからこそ、146億円の支払いが痛くもないと言うことになるのでしょう・・・なんとも恐るべし中国トップ女優の懐事情です。

実は、范冰冰(ファン・ビンビン)さん、日本では2010年から2011年にかけてサントリーウーロン茶のコマーシャルに出演しています。

最近の報道に出てくる写真は、かなりバッチリメイクなので、このナチュラルメイクのCMとは随分違いますね・・。

中国元祖人気脱税女優の存在

今回の范冰冰(ファン・ビンビン)さんの脱税について、新華社通信によると、范さんは米国の有名俳優ブルース・ウィリスさんと共演予定だった中国映画「大爆撃」の出演料を過少申告し、730万元の支払いを逃れました。
また、范さんの法定代理人を務める企業に2億4800万元の税金未払いが判明し、そのうち1億3400万元が意図的な脱税と認定されたそうです。

范さん個人が支払いを逃れた730万元と事務所の1億3400万元で約1億4千万元で、現在、1中国元は16.6円ですから、約23億1千万円脱税したことになりました。

この脱税に対し、中国国税当局は、追徴課税などとして計約8億8千万元(約146億円)の支払いを命じており、期限内(2018年内中)に収めれば、刑事責任は逃れらるとされています。

今回の処分について、中国の弁護士の反応は重い処分ではなく中程度と判断されているようです。

それは、2002年に同じように巨額脱税で、当事の大人気女優であった劉暁慶(リウ・シャオチン)さんが、実際に422日間服役した事と比較されているからです。

劉さんの脱税額は約1460万元で、金額としては范さんの脱税額をはるかに下回るものでしたが、16年前の事ですから、単純には比較できません。
が、社会的に大きな問題になった事と、劉さんが実刑を受け、そして一流女優の地位から完全に転落したのは事実でした。

 

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劉暁慶(リウ・シャオチン)さん(1955年10月30日生まれ)は、映画『西太后」の大ヒットなどで、1980年代には国際的なカリスマ女優となり、1990年ごろから本格的に不動産業や化粧品のビジネスを始め、Forbs(フォーブス)の中国人長者番付にも載るほどでした。

しかし、2002年に、劉さんは、自身の経営する複数の会社の脱税容疑で逮捕され、結果的に1年半の間服役をすることになりました。
劉さんは、出所後、芸能界に復帰して再起を図ります。

その芸能界復帰というのは、実はゼロからの出発だったそうです。
2015年に出版した自伝本「人生不怕從頭再来」では、服役中の話を初めて明かし、本の出版発表会では、一流女優だった劉さんが、「1日50元(約970円)」のエキストラの仕事までこなし、がむしゃらに頑張った事を語っています。

劉暁慶(リウ・シャオチン)さんはその後、見事に返り咲き、還暦を過ぎた今でも、その美しさと演技の実力で注目を浴びていますが、やはりこの劉さんの事例があるだけに、范氷氷(ファンビンビン)さんへの処分は、その追徴金額はとてつもなく大きなものだとしても、重い処分ではなく中程度の処分と言われているようです。

この映画「大爆撃」は、范さんの問題を受けて、中国国内で予定されていた封切は8月から10月に延期されており、既に、新しいポスターには范さんは載っていないようで、出演シーンはカットされるだろうという見方がされているようです。

2011年以降のギャラ高騰によってあのKPOPアイドルも中国に

中国政府は、2010年に観光ビザの要件を年収25万元(約415万円)から年収6万元(約100万円)へと大幅に引き下げ、その結果、海外旅行をする中国人が非常に増加しました。

ビザの要件緩和直後は、日中関係の悪化や、東日本大震災のために、日本への観光客は多くなく、韓国や北朝鮮へのの観光客が激増しました。

その頃、ちょうど、中国の動画サイトが爆発的に増加し、サイトが競ってコンテンツの版権を買い漁る現象が起こり、コンテンツ料が高騰し、それが俳優のギャラにはね返り、俳優のギャラも爆発的に高騰しました。

中国の人気女優で孫儷(スン・リー)さん(1982年9月26日生まれ・36歳 2018年10月現在)という女優さんがいますが、中国のメディアが、この孫さんのギャラが2011年から2017年にかけて、4倍にまで高騰したというニュースを伝えています。

孫儷(スン・リー)さんがトップスターとなった「宮廷の諍い女」(2011年)でギャラは1話につき30万元(約510万円)。
「ミーユエ 王朝を照らす月」(2015年)では1話に月70万元(約1200万円)と2倍以上にアップ。
「那年花開月正圓」(2017年)は1話にき120万元(約2000万円)
この3つの主演ドラマで1億7000万元(約29億円)を稼いだとされている。

このように、2011年以降、俳優のギャラは急激に高額になっていきます。

中国人韓国客が韓国に大量に流れる中、韓国の俳優、女優、そしてKPOPアイドルの人気も中国人の間で急激に高まりました。

KPOPに詳しい方ならご存知でしょうが、韓国の人気男子アイドルグループEXO(エクソ・2012年デビュー)から、国系カナダ人のメンバーであったクリスさんが、2014年、EXOから事務所の承認なしに抜け、所属事務所であるSMエンターテイメントに対して専属契約不存在確認訴訟をします。

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その後クリスさんは、呉亦凡(ウー・イーファン)として中国で芸能活動を続けていますが、この突然の脱退には、中国では高額のギャラが得られるという背景があったからでした。

中国のメディアが2017年に出した「高いギャラの俳優・女優」のリストの中にこの呉亦凡(ウー・イーファン)さんのギャラがありました。
ドラマ1作品のギャラがなんと1.2億元!
日本円に換算すると19億9200万円です!

どんなに、KPOPアイドルスターとして国際的に活躍したとしても、この金額を一人のメンバーとして稼ぐ事は不可能ですから、大騒ぎして脱退するのも頷けます。

2016年に中国による限韓令(韓流禁止令)が発令されるまでは、韓国人芸能人たちが、こぞって中国に進出して中国外貨を稼ごうとしました。
高騰するギャラに、韓国芸能人たちが湧いたのもありますが、中国側としても、人気の韓国人俳優を、中国人のギャラよりも安く使えるからという背景もあったようです。

中国のエンターテイメント業界は、中国人俳優のギャラが高騰し、テレビや映画の制作費の70%をギャラが占めるようになり、有名人が出るだけで作品自体の質が落ちるという状況に陥ります。



そうして破格のギャラについての報道が相次ぐ中、中国国民の不満も大きく拡大していったのです。

この「破格ギャラ論争」に終止符を打つという事で、2017年9月22日、中国ラジオ映画テレビ社会組織連合会などの4つの機構が、映画やドラマで俳優達の総出演料は総制作費の40%を超えていけなく、このうち、主要キャストの出演料は70%以内に収めなければならないと表明します。

この決定のあと、異常なまでの高額ギャラ問題は終止符を打ったように見えましたが、范氷氷(ファンビンビン)さんの事件のように、実際のギャラよりはるかに低いギャラを記載した中国税務当局に提出用の契約書などの方法を使っての抜け道があったという事のようです。

おそらく、范氷氷(ファンビンビン)さんの脱税問題は、中国の高額ギャラを稼ぐ芸能人達を震撼させた事件だったに違いません。

2018年10月3日に、中国の税務当局が、范さんと范さんの所属事務所に、脱税を認定し、追徴金を支払うよう命じた事を受けて、范氷氷(ファンビンビン)さんは、中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」の自身のアカウントを通じて「皆さんに深くお詫びをしたい」と表明していますが、いまだに所在は不明のようです。

2018年末に向けて、この追徴金約146億円の支払いがなされるのか、そして范氷氷(ファンビンビン)さんの今後はどうなっていくのかに注目が集まりそうです。

2018年に入って、限韓令(韓流禁止令)も解禁かに近づいてきているのかという動向も見られています。
韓国の俳優イ・ジョンソクさんと中国の女優ジェン・シュアン(鄭爽)さんが共演したドラマなどが、中国で放映されるということも発表されたり、韓国の人気男子アイドルグループのメンバーが上海での商業イベントに出演し、2年ぶりに中国のファンと再会する予定ともされています。

范氷氷(ファンビンビン)さんの事件が、この中国人俳優破格ギャラ問題にとっての本当の意味での終止符になり、そして中国エンターテイメント業界が健全化し、ドラマや映画のクオリティが高まっていくことになるのか、注目していきたいです。

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