2018年秋、紅葉の季節ももうすぐです。
忙しくて遠くまで紅葉狩りに行けないのなら、都心からほど近く、新宿駅からJR中央線快速に乗ればたったの10分で到着する荻窪駅近くにある美しい大田黒公園の紅葉はいかがですか?
しかも無料で、京都レベルの真っ赤な紅葉が楽しめるのです!
園内は大きすぎず、デートはもちろん、お年寄りでも歩き回れる広さです。
東京都心近くでミニ京都紅葉狩りを体験できる穴場スポット、大田黒公園をご紹介します。
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・ 今年もライトアップされた紅葉見に行きたいなぁ。 (写真は去年の) 今年は異常気象すぎて紅葉の見頃がいつなのか予測がつかない😳 ・ location: 大田黒公園 ・ #紅葉#ライトアップ#大田黒公園#秋#過去pic#autumn#art_of_japan_#japan_of_insta #retrip_nippon #loves_nippon#genic_travel#tokyocameraclub#daily_photo_jpn#pt_life_ #instaphoto#instapic#bestphoto_japan#photography#photo#photograph #ファインダー越しの私の世界 #写真好きな人と繋がりたい#写真撮っている人と繋がりたい#カメラ女子#nikon#nikond5600 #ニコン#ニコン女子
杉並区荻窪の閑静な住宅街に佇む大田黒公園
大田黒公園は、JR荻窪駅南口から徒歩約10分の閑静な住宅街に位置します。
荻窪駅周辺の喧騒を抜けて少し歩くと、突然のように存在する時代をタイムスリップしたような空間が現れ、そこが大田黒公園です。
<大田黒公園概要>
アクセス:JR中央線・東京メトロ「荻窪駅」下車、徒歩10分(約800メートル)
駐車場:駐車場はありません。
駐輪場:正面入り口の向かって右側に駐輪場が利用できます。
開業日:1月2日から12月28日
開園時間:9時から17時まで(入園は16時半まで)
面積:8,972.31平方メートル(2719坪)
開園:昭和56年(1971年)10月1日
施設:茶室・記念館(記念館は9時から16時まで公開)
住所:東京都杉並区荻窪3-33-12
電話:03-3398-5814
指定管理者:箱根植木株式会社
日本の音楽評論家の草分けである故大田黒元雄先生の邸宅だった場所で、現在は杉並区が管理して無料で公開しています。
区立の公園というと、子供の遊び場があってというようなイメージを抱きがちですが、この大田黒公園は全く異なります。
大田黒元雄先生の父親は、日本における水力発電の先駆者であり、現在の東芝である芝浦製作所を再建もし、財を成した大田黒重五郎(おおたぐろじゅうごろう)という人物です。
大田黒元雄先生は、数多くの著書と訳書を執筆し、日本最初の音楽評論家と言われる人物でしたが、その自由な活動は、父親が築き上げた裕福な環境のもとであったからとも言われています。
大田黒公園は、大田黒元雄先生の屋敷跡を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年10月1に開園した、面積が8,972.31平方メートル(2,719坪)の回遊式日本庭園です。
公園の約30パーセントの2,679.63平方メートルは、大田黒元雄先生の公園にしてほしいという遺志により、ご遺族から杉並区に寄付されたものです。
新宿区にある「おとめ山公園」もそうですが、明治、大正の時代を駆け抜けて、財を成した人の邸宅というのは、レベルや桁が全く違うようです。
美観を保ち続けている杉並区の管理も素晴らしいですが、やはり、元となる庭園そのものが素晴らしいがゆえの秀逸の公園です。
正門は、総檜造りで屋根は切り妻造、桟瓦葺き(さんがわらぶき)で、塀は築地塀(ついじべい)です。
大田黒元雄先生の父。大田黒重五郎氏は大政奉還の後、没落士族の辛酸を舐めたそうなので、自身が財を成してからのこの邸宅には、日本の古来の公家の邸宅に用いるような手法を、しっかりと取り込んだのかもしれません。
正門を抜けると、70メートル続く御影石の路の両脇には樹齢百年以上の27本の大銀杏が銀杏並木を形成しています。
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銀杏並木を抜けると右手に管理事務所と数寄屋造りの茶室があります。
この茶室は事前に予約をすればお茶会などで利用することもできます。
杉並区公共施設予約システム”さざんかネット”
銀杏並木を抜けてそのまま真っ直ぐに進むと、この公園では「流れ」と呼ばれる小さな川の流れがあり、奥の池に繋がっています。
この流れの周りにも、モミジの木が多く茂っていますので、色付いた時にはそれは美しいものです。
錦鯉の泳ぐ池にはあずま屋もあり、池を取り巻く回遊路からも、様々な角度から庭の風景、そして紅葉を楽しむ事ができます。
大田黒公園には60本以上の紅葉の木がありますから、この広さでは、大変密度の濃い紅葉風景になります。
ぐるっと回って、茶室方面に戻っていくと、様式の建物であるピンク色の「記念館」があります。
昭和8年に建築されたこの記念館は、当時では珍しい西洋風建築で、生前の大田黒元雄先生が仕事部屋として使用していたものです。
2階は非公開ですが、1階は9時から16時の間は一般公開されており、大田黒先生が愛用されていたスタインウェイ製のピアノや蓄音機などが展示されています。
この記念館は、管理事務所の裏手にある非公開の蔵と共に、2016(平成28)年11月に有形文化財として登録されています。
※犬や猫などのペットの持ち込みは禁止されています。
2018年大田黒公園紅葉ライトアップ
大田黒公園では、毎年紅葉ライトアップが行われています。
普段は、開園は9時、閉園は17時に閉園となりますが、このライトアップ期間は閉園時間が延長となり、日没後に紅葉が美しくライトアップされます。
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2018年の大田黒公園紅葉のライトアップ期間は11月23日(金)から12月2日(日)までの期間です。
イベントが行われていない時には、園内には売店などなく、自動販売機しかありませんが、このライトアップイベント期間中は、抹茶と和菓子のセット販売がされ(500円)、茶室から紅葉を眺めながらお茶と和菓子を頂く事ができます。
まだ大田黒公園ホームページで、2018年紅葉ライトアップの記事は上がっていませんが、例年通りとなりますと、開催時間は以下のようになります。
平日:日没から午後8時(最終入園時間午後7時45分)
土日:日没から午後9時(最終入園時間午後8時30分)
期間中の東京都の日没時間は16時半くらいです!
注意)期間中の三脚での写真撮影は禁止となります。(一脚であれば許可されています。)
また抹茶と和菓子の販売は金土日のみになります。
例年通りであれば、11月23日(金)、11月24日(土)、11月25日(日)と、11月30日(金)、12月1日(土)、12月2日(日)となり、販売時間は午後2時から午後7時30分までです。
毎年、芝生エリアで、箏のコンサートも開催され、これも例年通りであれば11月25日(日)の午後3時から3時40分、午後6時30分から午後7時10分の二回公演となります。
もし11月25日が雨天の場合には、順延となり、12月2日開催となります。
ずっと穴場中の穴場だったこの大田黒公園の紅葉ですが、昨年(2017年)ニュースステーションで取り上げられてから、広く知られるところとなり、夜のライトアップには人が並ぶほどでした。
もちろん、それでもライトアップを見たいという場合には、夜の紅葉ライトアップは非常に美しいので、行く価値は十分にあると思いますが、とにかく紅葉だけでもという方には、平日や、早めの時間の来園をお勧めします。
また、2018年の大田黒公園の紅葉は、例年より色づきが早くなっているようですから、紅葉ライトアップのイベント開催期間中でも早めの時期に、一番の見頃になるのではないかという管理事務所のお話です。
紅葉ライトアップのお知らせは、11月初旬になると大田黒公園ホームページに載ります。
また、その後は頻繁に紅葉情報がアップされるので見頃をチェックできます。
大田黒公園のアクセス・近隣駐車場情報
大田黒公園は、荻窪駅南口から徒歩葯10分のところに位置します。
杉並区荻窪の住宅街に位置するので、普通にGoogle Mapで経路検索すると分かりにくい路地に入ったりしてしまうので、上記地図をご参照ください。
徒歩アクセスのポイントは荻窪駅南口を出て正面の「南口仲通りに入り、最初の角(手羽先・唐揚げのお店)を左に曲がるところです。
それ以降は、上記地図に沿って迷わず向かう事が出来ると思います。
大田黒公園には、駐輪場はありますが、駐車場はありません。
車でのアクセスの場合、民間駐車場に止める必要があります。
大田黒公園のホームページの「アクセス」の地図上には周辺の民間駐車場の場所を示されていますが、荻窪と言えば都内有数の住宅地であり、マンション開発などで状況は変化しており、すでに存在しない駐車場もありますので、下記の駐車場地図をご参照ください。
大田黒公園に最も近い民間駐車場は①三井のりパーク荻窪4丁目第7(12台)と②タイムズ荻窪第7(8台)になります。
料金システムはこの①、②共に以下の通りです。
最大料金:8:00から18:00 1,700円、18:00から8:00 800円
通常料金:8:00から18:00 15分ごと200円、18:00から8:00 20分ごと200円
昨年の紅葉の時期、特に紅葉ライトアップの時期には周辺駐車場はかなり混み合っていましたのでお気をつけ下さい。
ご高齢の方同伴でも無理なく回遊できる大田黒公園ですから、早めの時間に車を近くに止めて、紅葉を楽しむというのも良いかもしれません。
イベント盛りだくさんの大田黒公園
秋の最大イベントは、紅葉ライトアップですが、大田黒公園は、区立の公園とは思えないほどイベントが多く催される公園です。
2018年10月のイベントとして10月19日(金)から10月21日(日)まで、「竹灯篭とお月見の会」が開かれます。
紅葉の前ですが、秋を感じられる夜、竹灯篭でライトアップされた大田黒公園内で、クラシックのサロンコンサートや、箏のコンサートを楽しめます。
2018年10月後半の満月の日は25日ですから、イベントの期間中は満月ではありませんが、お月様はかなり丸くなっていますので、月あかりと公園の竹灯篭のコントラストを満喫出来るはずです。
このイベントは残念ながら無料ではありませんが、大人300円、小・中学生100円ですから、お手軽に楽しめ料金設定です。
<竹灯篭とお月見の会概要>
開催日:10月19日(金)、10月20日(土)、10月21日(日) ※雨天・強風の場合は中止となります。
開催時間:午後6時から午後8時30分(最終入園 午後8時)
参加費:大人300円、小・中学生100円
期間中の催し:
1. サロンコンサート (記念館での開催・無料)
10月19日(金) オーボエ・ハーブの演奏
10月20日(土) クラリネットの四重奏
それぞれ、①18時15分から ②19時15分から の2回公演となります。
各回40名さままでとなり、整理券が配布されます。
①は入園時に正門にて、②は19時に記念館前にて整理券が配布されます。
2.箏のコンサート (芝生地での開催・無料)
10月21日(日) 18:15~19:00
3.園内での販売 販売時間 18:00~19:30
抹茶と和菓子のセット 500円 休憩室・お茶室で頂けます!
期間中は 午後2時から午後5時までも販売されますから、少し色づいた大田黒公園を楽しめますね!
期間中は、ビールとお酒も休憩室で販売されます。
イベントが開催されない時の静かな大田黒公園は、静かで東京都でミニ森林浴が楽しめる公園です。
園内の記念館脇の催し物広場には、ソメイヨシノではありませんが、毎年4月後半に8本のサトザクラが綺麗な花を咲かせます。
お花見の時期を逃してしまった時に、静かに楽しめる穴場お花見スポットにもなります。
四季折々のイベントも満載で、都心の穴場スポットでもある大田黒公園。
特に紅葉はまるで京都に訪れたかのような美しさです。
都心からほど近い杉並区荻窪に位置する大田黒公園で、心が贅沢になる紅葉狩りをしてみませんか?
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